2010年6月6日日曜日

ムラサキカタバミ

Oxalis corymbosaついに我が家の庭にも,恐怖のムラサキカタバミが侵入してきた.

道ばたや空き地で赤紫の花を付けているカタバミには,帰化植物のイモカタバミとムラサキカタバミの2種類がある.両者とも美しい花を付けるが,庭に移し植える場合は雄しべをよく見て,葯が黄色いイモカタバミを植えた方がよい.葯が白いムラサキカタバミを植えると庭中に拡がって手に負えなくなる害草になるそうだ.ムラサキカタバミの葯が白いのは花粉を作らないからだが,花粉を作るイモカタバミでも種は結ばない.
両者とも子孫の増やし方は栄養生殖で,イモカタバミは名前の通り,芋(根茎)を作りこれでしか拡がらないが,ムラサキカタバミは根元に鱗茎を多数作っており,移植や抜いたときにこれがバラバラと落ちる事によってどんどん拡がるので,根絶は難しくなる.しかも,イモカタバミの方が花の数も多く色も濃く,花期が長いので,庭に植えるならこちらがおすすめ.


おまけはカリフォルニア在住の読者,Kate-sanの愛猫,Sonata. 
以前飼っていた Motor が死んで,Quackers が淋しがるので新たな家族の一員になったとか.Sonata は鳴き声からつけたらしいが,日本語で「そなた」は You を示す elegant な言葉だと知らせたら,“She is far from sophisticated, as she tends to flop on her side and stretch out for a belly rub upon greeting. Hardly elegant!” とおへそを見せてはあいさつするとの事.かわいらしい.






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