2010年5月23日日曜日

オッタチカタバミ

Oxalis stricta
オッタチカタバミは,2000年代に入る頃から急速に増え始めた帰化植物.都市の道端や中央分離帯などでよく見かけるが庭にも入ってきている.花も葉の形もカタバミに似ているが,茎が立ちあがり,枝を放射状に伸ばすのが特徴.花後,花柄が下を向くこと,茎に白い毛が多く,托葉がごく小さくて目立たないことからカタバミと見わけられる.

庭には3種のカタバミの仲間が生えている.カタバミとアカカタバミ.そしてこのオッタチカタバミ.いずれも抜いても抜いてもはびこる厄介者.
尊敬すべき科学者,朝永振一郎博士は,庭の小道に群れ咲いたカタバミの花が可憐で美しいと随筆に記したが,その境地に達することは出来ない.

おまけはホオズキの項とも関連する『大和本草』のカタバミの項.中村学園のHPより引用.


なお,昨日書いた「大きな布に人形を乗せてみんなで空中に跳ね上げる遊び.」について,「スペイン探偵局」に質問したら,Tamaさんがスペイン語のWiki("EL PELELE")http://es.wikipedia.org/wiki/Pelele_%28mu%C3%B1eco%29を教えて下さった.
残念ながらスペイン語が読めないので,まだ謎のまま.
ゴヤは宮殿の壁を飾るためのタピストリーの下絵(カルトン)の「わら人形遊び」 "EL PELELE" にも,この情景を描いている.

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