2010年5月14日金曜日

サクラソウ(10)初姿

Primula sieboldii cv. Debutante品種名;初姿,品種名仮名;はつすがた,表の花色;純白~赤紫,裏の花色;桃色・白斑入り~赤紫,花筒の色;淡桃色~赤紫,花弁の形;元細,花弁先端の形;桜,花容;つかみ咲き,花柱形;同長花,花の大きさ;大,作出時期;昭和,類似品種;,その他;繁殖力大・結実しやすい.
「白鷹」がうまく育てられたので,その次の年にどこかの道の駅で購入.順調に繁殖している.同じ株の中でも花色の咲き分けが楽しめる.

サクラソウの花の一個一個の写真を撮るのは難しい.複数の品種の花の大きさを相互に比較し,また微細な花弁の切れ込みを正確に記録するためには,押花がよいが,これでは花色の退色が著しい.
そこで,スキャナーのガラス面に一個の花を置いて,直接スキャンすることを試みた.左にいくつか示したが,平咲きの系統の花はきれいにスキャンでき,大きさの相互比較や花弁の形,花弁先端の形,ピン型か非ピン型かなどはよく見えるが,裏の花色は見ることができない.また,平咲き以外の花容の花では,よほど焦点深度が深くないと咽の部分の花色の記録できない.解剖した花を用いたり,置き方を工夫したりしなければならないであろう.
左は「大朝日」,雪の結晶のような,カワラナデシコのような,花弁先端の複雑な形が良く見られる.右は上段左から「駒止」「初姿」,下段左から「慶雲」「絞龍田(2つ)」.大きさの差,斑入りや絞り模様の入り具合が良く見て取れる.但し左右の画像は倍率が異なる.

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